|
|
|
彼の作品のタイトルは「フィラメント」で統一される。
<filament>電球、真空管のフィラメント、線条のこと。
フィラメントとは、発光体である。それ自体では光を放つことは出来ないが、そこに異なる要素が加わると、パワーが生まれる。
「その違う要素とは、すなわち見る人の感性」とTAKAOは言う。
そしてTAKAOの作品を 解き明かす最後のキーワードが ディメンジョンである。
<dimension> 次元、the fourth dimension 四次元
彼の作品のもとになっているものは、すべて立体である。
どのディメンジョンで見るか。
たまたま、一方向で見ると平面になる。
ひとつひとつの線の大 きさ、方向(ベクトル) は意味を持っている。
elementをdimensionで切り出して表現されたものに他ならない。
実に多様な切り出し方が可能だ。
見る人は超次元的なものをそこに見いだすに違いない。
それは不思議なほどに親近感がある。 |
|
|
|
そして、新世紀。ミレニアムの記念に限定作成されたのが、シルクスクリーン。「無機質、だがどこか暖いものを感じさせる」のが作家の狙いである。いくつかのフィラメント習作の中から4つを選んで作品とした。
|
|
|
|
フィラメント
#2103
|
フィラメント
#2104
|
フィラメント
#2108
|
フィラメント
#2110
|
|
|