部屋が狭い、飾るところがない、なんて言っていませんか?そんなこと言ってたらいつまでたってもセンスが向上しませんよ。役に立つ飾り方のヒント、まとめました。これであなたも絵が飾れること間違いなし。
今まであまり知られなかった額についてまとめました。、そして「波うち」「ずれ」対策も解説しました。
買って飾ったあとの保存法まとめました。特に最近は地震が多いです。簡単にできる地震対策も載せています。





飾り方のヒント
アートを使って、彩り豊かなライフスタイルを楽しみたいあなたへ。しかしながら、部屋が狭い、飾るところがないという声も聞こえてきそうです。そうした方々へのヒントも交えつつ、また現在アートをお持ちの方への役に立つアドバイスなどをまとめてみました。(平面作品に限らせて頂いております。ご了承を。)

☆本題の前に・・・どんな絵を飾りましょうか・・・・・について勝手ながら考察
〇名前や技法にとらわれず、ご自分の気に入ったものを。
これはまず基本です。仮にすごい著名の方の作品でも、「絵柄が面白くないものを飾るのは愚かなこと」と知るべし。
〇応接間など、人目に触れるところには複製画とかはやめましょう。
よく美術館の売店などで販売している名画の複製ポスターなどは、それが本物ではないとすぐに判明します。「安っぽさを演出して、飾っている人のセンス」がでてしまいます。どうしても好きならば、ご自分の部屋に掛けておくのがいいでしょう。
〇あまりに小さいものはアートとは言えない様な・・・
あまりに小さいもの、葉書サイズのものは小さなイーゼルに置くとか、その程度で。壁に掛けたりすると、かえって変です。どうせやるなら、たくさん縦、横に並べるとか、工夫が必要。
〇絵ではない絵はやめましょう。
(業者の方には申し訳ありませんが)よく見かけるのですが、絵とは言えない、木枠のキャンバスだけで(額もなく)絵具を引っかいたような妙な絵が1〜5万程度で売られていることがあります。輸入先があって、アメリカです。また、誰が制作したか分からない、写真(?)みたいなものを額に入れただけのものも売られています。こうしたものは、売る側のセンスも、さらに飾ってしまった人のセンスも疑われるようなものであると痛感します。はっきり言って、絵柄は陳腐そのものです。特に、家具屋さんやインテリアショップで、「アクセサリー」として売られているものに多いようですね。

〇たとえポスターでも、額に入れてみよう
ぺらぺらの紙を壁に貼っておいたのでは、はた目にも安っぽいものと映ります。額に入れてみましょう。額は色々な種類のものがあって、額屋さんに行けば選ぶことができます。

☆どこに飾りましょうか。
あいている空間ならばどこでもいいのです。が、日本の住宅事情を考えるとそれが難しい・・・のはよく分かります。そこからが工夫で。
まず、ちゃんと見られるところに飾るべし。しまっておく、とかはやめましょう。まずは一般論から。

○応接間に→家族全員で楽しめる。人に見てもらいたい。などの場合はここがベスト。床はフローリングでも絨毯でも畳でも構いません。アートは床に左右されないと知るべし。かなり広い場合にはイーゼルで置くのも効果的。
○自分の部屋に→ご自分の好きなように勝手きままに飾りましょう。机の上でも可。
○廊下に→玄関から廊下にかけて、ずらっと並べる・・・かっこいいですよね。でも遠目に見ることができませんので、たくさんお持ちの場合のみ効果ありの方法です。適度にレイアウト変更して楽しみましょう。
○玄関に→ドアをあけるといきなり絵がある。ってたまにありますね。これも複数枚持っていらっしゃる場合はよし。お気に入りの一点だったら、ここに掛けるのはもったいない。
○寝室に→寝室はあまり装飾しない場合が多いと思われますので、大抵が殺風景。ここには大きい絵を飾りましょう。
○子供の部屋に→どんな絵を飾るかという問題だけで、あとはご自由に飾れます。教育的効果もあり。
○階段(踊り場)に→これも複数枚持っていらっしゃる時に有効。何枚か並べる場合には、高低も含めレイアウトのセンスが必要です。
○和室に→和室に合う絵、洋室に合う絵というコンセプトもありますが、あまり気にしないこと。
○その他→キッチン近くの場合には、小さ目のもの。煙が表面のアクリルに付着しますので、まめに拭くこと。
○レストラン、喫茶店関係のお店など→大体の場合、飾る場所は決定されてくると思います。お客様からよく見える場所で、目立つ場所などがよいと思われます。また、上と同様、煙がたつような場合には、表面のアクリル板はまめに拭きましょう。
○その他のお店(ブティック)など→これは、扱っていらっしゃる商材とうまくマッチするように飾るしかありません。見た目が明らかに陳腐だったり、見るからに安物の額などですと、逆にお店全体が冴えない印象になってしまいます。
○オフィスなど→たくさんの事例があると思います。社長室、応接室、廊下などなど・・・・ここでは割愛します。


さて・・・・その先が工夫で。部屋が狭いとか、ワンルームだとか、色々意見が聞こえてきそうです。
○とにかく壁を空ける。カレンダーやポスターをはがせ。そこに額入りのアートが取って変わった時の存在感を重視せよ。
○家具の上に置く。スペーカーの上に掛ける。机の上に置く。などなどされていらっしゃる方が多い。掛けるよりも、置く工夫を。
○空いている空間にはめ込む。部屋が楽しくなる効果あり。
○床にじかに置く。畳でも意外といいのが分かります。但しあまりに小さいものはやめましょう。
○これを機会に部屋全体のレイアウトを考え直す。センスアップにはいい訓練になります。
〇賃貸物件に住んでいるんですが・・・
こうしたご質問がかなりたくさんあります。一切気にせず、壁にフックなどで釘を打ってしまいましょう。退出時には、壁の穴を補填する簡単なチューブ剤を買って穴に塗ります。(ホームセンターなどで入手できます)全くと言っていいほど元に戻ります。賃貸だからと言って神経過剰になると、カレンダーを画鋲で留めることさえ出来なくなります。

注意点
太陽光線は色褪せ(退色)を招きます。カーテンで遮りましょう。エアコンのすぐ近く(特に下)は避けましょう。ドアの内側はぶつかる可能性あり。小さなお子さんやペットのいる場合にはイーゼル置きは避けましょう。テレビの真上も避けたいところです。


○飾ってみると気が付きます、一枚では寂しい。価格は安くてもいいから、もっと飾ってみたくなる。これって本当のことです。そして、やがて、カーテンの色と合わせる、全体のインテリアを選ぶようになる、絵の色、額の色に凝りだす、色彩の効果を気にするようになる、などなど気が付かないうちにアート的な生活感覚が磨かれてきます。何枚かお持ちだったら、適当にレイアウトを変えてみるのも楽しい。よく見回してみると、色々な飾り場所に気が付くようになります。


何とか掛けてみましょう、
置いてみましょう。
はめこんでみましょう。
そうしないと始まらない!
やってみることがセンスアップ
に繋がります。

〇目の高さが基本ですが・・・
目線の高さにあわせて、掛けるのが基本です。が、これも意外と難しいもの。小さなお子様がいらっしゃる場合にはどうするの、ってことにもなります。あまり気にしないで、適当な高さをおすすめします。あまり高いと、存在感が全くなくなりますので、ご注意。

☆どんな道具で絵を掛けるのか
〇専用のフックというものがあります。画材屋さんやホームセンターで簡単に手に入ります。これは額を壁にとりつける専用のものです。重さによって、釘の3本のもの、2本のもの、1本のものがあります。壁の材質によっても種類がありますので、壁が特別の仕様の場合には、それに合った製品を求めて下さい。

〇ワイヤーで吊り下げる。ワイヤーは高さが(ワイヤーの長さ)が調節できるので便利です。が、上にピクチャーレールというものが必要になります。ここからワイヤーが釣り下がります。高さと横の動きが自由自在に調整できます。レールが長ければ複数の額を吊り下げることができますね。レールを使わずに、釘を壁の上部に打ち付けて、そこからワイヤーを下げても代用となります。ワイヤーもレールも画材屋さんやホームセンターなどで入手できます。自分でレールを取り付けることも簡単にできますが、横幅の長いレールの取り付けは慎重に。レールにはめこんで、ワイヤーを引っ掛ける専用フックが同梱されているかご確認を。なければ別途買います。また、取り付けてくれる業者(工務店、内装業者など)もあります。最近では、新築マンションの場合、あらかじめこれが備え付けてある物件も出てきましたね。


左がフック。3本釘のタイプ。
釘は斜め下に打ち込みます。
右はピクチャーレールにワイヤーで
吊り下げたもの。レールの幅が短いタイプ。
長いものだと、複数吊り下げられます。
額が横長とか、相当重い場合には、
ワイヤーは2本使う。

☆ライティング
ライトを当ててみると、ぐっと映えるものですが・・・
夜、ライトを当ててみると幻想的になります。使う照明器具は、スポットライト、スタンドライト、アッパーライトなど多種多様。わざわざ買わなくても、今あるものを絵に近づけてみるだけでも十分でしょう。スタンドライトを新たに購入される場合には、高さの調節ができるものがいいです。
ライティングに耐え得る絵かどうか、というのも問題。複製画とか、ポスターに光を当ててもあまり面白くありません。またそれ「専用」の光る絵なども売られていますが、絵柄が陳腐だったりすると逆効果。さらに、あまりに凝ったライティングをしても、じきに飽きてしまうのが現実です。適当な余裕を持って楽しみましょう。

こうしたスタンド式
ライトはたくさん売られ
ています。高さ調節の
可能のものがいいです。


☆イーゼルの活用
イーゼルとは絵を置く専用の架台のこと。使途は色々あります。お部屋で絵を飾る時に使うものも、タイプ・素材が色々あります。画材屋さんでたくさん売っています。コーナー(空間の隅)に置くのがこつですが、割と広めのお部屋でないと効力を発揮しません。選ぶポイントは、高さが調節できるものがいいでしょう。かなり小さいものは、ポストカードなどを置くなどして活用されています。
また、周辺が間が抜けた感じになりやすいので、観葉植物などを近づけて、うまくレイアウトします。
イーゼルにも色々タイプがあります。
色、素材、大きさも様々。
左は廉価なタイプ。
どちらも高さは調整できます。
部屋の雰囲気でうまくチョイスしましょう。



額について
たいていの作品は額に入って売られています。額に入った状態を額装と言います。もしも欲しい作品だが額が気に入らないという場合には、お好きな額を選んでそれに入れてもらいます。価格が変わる場合もありますので、よく確認して下さい。また、中の作品だけで求めて、あとで額屋さんで自分の好きな額に入れることもできます。
かなり高額の作品(特に版画など)の場合には、裏側が密閉されています。そうでないものは、後ろ側がトンボと言う可動式の留め金タイプで、とりはずしのできるものです。そちらのタイプだと、何かの折に自分で交換できます。
素材も色々あって、木製、樹脂製、金属製、プラスティック製などあります。簡易式のワンタッチ額なども売られています。絵にあった適度な額を求めましょう。
油彩用、版画用、写真用、賞状用などそれぞれ種類もたくさんあります。サイズも色々です。既成のものにうまく入らない場合にはオーダーメイドで作ってもらうことになります。額屋さんに行けば、見本がたくさんあります。
額を引き立たせるものとして、金縁で内側周囲を囲むとか、版画の場合に多く見られるマットとかがあります。絵の周りを囲むのがマットです。オリジナル版画ですと、サインとエディション番号を見せるように囲ってあります。マットの色も絵柄にあわせて選びます。

額をばらしてみました。
これは版画の額。
色々重なっているのがわかります。

大事なポイント:表面を覆うものはガラスでなくて、アクリルを用いましょう。アクリルの方が軽量、割れにくい、絵具に有害な紫外線をカットする(但しメーカーによって度合いは異なります)など効用が多いのです。ガラスは万が一落下したら砕けるように割れます。危険です。アクリルは弾力性があり、砕けません。かなりの衝撃を与えればもちろん割れますが。画材屋さんに行くと、安価な額セット(セール品)はたいていガラスを用いています。これを買う時には、ガラスだけアクリルに交換するようにしましょう。ほこりと傷がガラスに比べてつきやすいという欠点もありますが、長所が欠点を補って余りあるのです。なお、弊社で扱っているもの(アートアットコムオリジナルスにて)はすべてアクリルです。

☆額の中の絵が部分的に浮いてきた。つまり、「波打ち」してきたどうするか。対処法。
長年飾っていると、版画などの場合、マットで押さえてある部分が部分的に浮いてきたり、波打ってきたりする場合があります。四季の寒暖、湿度の差異がある日本では致し方のないことです。基本的には絵は紙という繊維に描かれますし、マットも繊維質です。その場合には、それを機会に額を変えるものいいでしょう。が、間単にできる対処法もあります。
●額を裏返しにして、平らなところ、風通しのよいところに数日間寝かせておく。床にぺったり寝かせておいてあげるのです。これだけで元に戻ることがあります。
また、何もしなくても季節が変わると元に戻る場合もあります。
それでも元に戻らない場合は、シート(絵の方)が波打っている場合と、周りのマットの変形の二通りが考えられます。あまり気になるようでしたら、額屋さんに持っていくことをおすすめします。
〇額の裏が「トンボ」方式(可動式の留め金)の場合には、自分で額をばらせますので、それで修正できます。自信のある方はやってみて下さい。シートがずれてきた場合にも対応できます。
(自信のない場合、大きな作品、高価な作品でしたら、額屋さんにやってもらうことをおすすめします。)

やり方と注意点は以下のとおりです。
●紐をはずし、裏面のトンボをはずして静かに裏板をはずし、中の台紙も取り出して、額を分解します。
●マット(シートがはまっている)を取り出しますが、アクリル板はほこりがつきやすいので、マットを取る際にアクリルの内側部分は紙か何かで素早く蓋をします。アクリル板は爪などで傷がつきやすいので、十分丁寧に取り扱います。柔らかい手袋をすればなおいいでしょう。
●絵(シート)とマットは角の三角コーナーのようなもので固定されているか、テープで部分部分が固定されているはずです。浮いている個所がはっきり分かります。ずれている場合は、どこかが抜けています。
●はめ直す、または三角コーナーを張り直して、ぴったりはめ直します。またはテープで作品の端をマットに貼りなおします。特殊なメンディングテープを用いましょう。この際、前の三角コーナーがうまくはがれない場合には、マットが汚くなりますが、内側で外からは見えませんので、気にしないようにします。それでも波打っている場合には、波うち部分に心持ち厚手の紙をあてます。(中から押さえるのです)或いは、随所随所を小さなテープで固定します。
●作業中、絵具画面の側に傷がつかないよう細心の注意を払って下さい。
●アクリルの内側にかぶせた、ほこりよけの蓋を取って、試しに、元通り額を組み立ててみます。
●ぴったり、「波うち」や「ずれ」が修正できたら、アクリルをよく見て、ほこりが内側についていないか確認します。
●アクリルの内側にほこりが入ってしまった場合には、再度ばらして、アクリルの内側を柔らかい布でそっとふき取ります。そして再度組み立てます。何度か繰り返すかも知れません。
●最後に紐を掛け直して、外側のアクリルを同じように拭いて、きれいにします。

裏板が「トンボ」ではなくて、密閉されている場合には、よほど自信のある方は別にして、そのまま額屋さんに持っていった方がいいでしょう。ただ、やり方としては、カッターナイフで水張りテープの密閉部分を切って、額をばらせば、上のやり方で修正できます。かなり大きい作品ですと、特に慎重さが求められます。最後に、市販の水張りテープで仕上げますが、裏面ですので、別の幅広のテープで代用も可能です。




絵の保存方法
アートをどう保存するか。何はともあれ、ちゃんと箱から出して飾ってあげましょう。風に当ててあげるのが一番。まかり間違っても、箱に入れたまま押入れにしまっておくのはよくありません。第一もったいないですよ。で、保存等の問題としては、上にも書きましたが、直射日光に当たらない場所が望ましいのは確かです。しかし部屋のスペースの問題上、一年のうち数日間は、数分程度日光にさらされるのは住宅事情を考えるといたしかたないでしょう。あまり神経質に考えなくていいと思います。
湿気の少ない所に飾るのが基本です。と、どんな本にも書いてあります。湿気が敵なのも分かっているけれど、梅雨という季節のある日本。風通しを良くして対応しましょう。風通しが良ければ、お風呂場近くの廊下でも大丈夫です。作品そのものは紙ですし、額(木製のならば)も繊維質ですので自然の状況に応じて呼吸しており、復元力もあります。あなたのお持ちの作品が数千万円したものならば、除湿機を購入するのもいいですが、普通は不要です。
ガラス面はやめて、アクリルに。これは、上に書いた通りです。


☆緊急告知−手軽に出来る絵・額の地震対策
最近地震が多いです。地震がきて、ぐらぐら揺れる。かけてある絵の額はどうなるか。図は、真横から見たところです。大抵、フックのようなもので、額の上部を引っ掛けています。従って、真横から見ると斜めになっています。部屋が揺れると額の下の部分が、壁から離れて「ばったんばったん」と壁に打ち当たります。額の下の部分が損傷する可能性がありますね。
そこで、簡単な対策。額の下の部分、壁側に発泡スチロールを小さく四角に切って、2、3個所貼りましょう。(見た目には分からないように)ばたんばたんと、額が浮いたとしても、衝撃が緩和されます。額の損傷が少ないか、全くないかで済みます。また、普段の額や壁の保護としても有効です。(但し、すごい大きな揺れの場合にはこの限りではありません。フックにかけてある紐がはずれる、フックそのものがとれてしまう、などの強い揺れも有り得ますので、ご了解下さい。また、くどいようですが、アクリル板ですと軽いですし、落下の場合でも砕けませんので、ガラス板よりは安全です。)
いずれにせよ、工夫次第で、多少の揺れには対応できます。是非お試しあれ。


真横から見ると額は
斜めになっています。
下のところに発泡
スチロールをあてがいます。

イーゼルに置いてある場合には、イーゼルと額とを紐で固定します。しかし、イーゼルそのものが倒れる可能性もあるので必ずしも効果が高いとは言い切れません。
家具の上に立てかけてある場合には、額と壁の接地部分で、壁にフックを打ち、紐をきつくかけておけば落下は防げます。


○万が一のことを考えて、保険で対応の必要は? これについては、今後弊社でガイドしたいと思っておりますが、損害保険の一種である「動産保険」で担保(保険の対象になるということ)できる場合もあります。但し、購入した際の価格を明記した書類が必要になります。アドバイスとしては、かなり高額な場合には保険に入ってもいいかも知れませんが、費用との兼ね合いもあっていちがいには言えない部分もあります。また、自然災害は保険の対象外の場合もあります。ご自分でお調べになる時には、保険の代理店にご相談することになりますが、どこまでを保険でみてくれるか、確認は絶対必要です。

日々のお手入れは。あまり細かく考える必要はないと思います。乾いた布で、表面と額をきれいにしておけばいいと思います。アクリル板の場合には柔らかい布でそっと拭きましょう。硬いものだと傷がつく可能性があります。
大体は、年末の大掃除の時にくらいしか、飾ってあるアートは拭きませんね。
それでも大丈夫ですが、半年に1回くらいは拭いてあげましょう。

○購入した時の箱は保存しておきましょう。比較的高額の作品をお持ちの場合には、黄色い(もしくは白い)袋もあったはずです。それもとっておきましょう。また、エアパッキングという(プチプチの)緩衝シートが残っていたら、それも念のためとっておきましょう。お引越しの時に役に立ちます。また、もしかすると、あなたはその作品をいつか売ってしまいたいなどと思われるかもしれません。その時に作品を送る時に役に立ちます。
そうしたことが今後一切ない、と思われる時には、破棄してしまっていいです。

○保証書をお持ちであれば、大事に保管しておきましょう。それが、油絵、古い作家の作品などの真贋を判定する「鑑定書」であればなおさらです。但し、比較的最近の版画作品などの場合、保証書の有無は、エディションとサインさえ間違いなければ、価値の上下を左右するものではありません。紛失してしまってもそれほど気にする必要はありません。





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