あなたは・・・このような絵を見たことがありますか?

見てなにを感じますか? 感じるのはあなたのご自由。
束縛を離れ、今までの人生経験などにとらわれず、視覚のままに見入ってください。


岡村義和・・・独自の幻想的感覚の作品を制作する、新時代のアーティスト。今までになかった斬新なイメージの構築に挑む。

出発点は商業写真。いくつかのアワードを獲得。早くからファンタジーに満ちたオリジナル作品にトライ。

やがて商業写真を離れ、独自の視点で作品を旺盛に制作。新しい技法として、オリジナル版画へ進出。



アートアットコムが、ぜひ皆さんの空間に飾っていただきたいと推薦する作品です。クリックすれば拡大、そのまま購入できるページが表示されます。
構図は、単純なものではない。作品を見た人がどう心を揺り動かされるか、どうイマジネーションを刺激されるか、工夫の連続の末、納得のいく作品を練り上げるのである。
2000年、それまで住んでいた東京都心部を離れ、静かな千葉県の海沿いの町に居を移した。自然との共生の中、人間の本来持っている感性の復興に向け、心理学者、臨床医などと組み、ビジュアルイメージによるヒーリングの実証にも取り組む。見る人をして何か不思議な感覚・感情を呼び起こさせてくれる画面には、今までのコマーシャルレベルで言われてきた「ヒーリングアート」を超えた何かがあるのは確かであろう。
 


中空に浮く楽器、弾き手のいない楽器。

見る者の想像を刺激し、郷愁へと誘い、そのファンタジーは感覚を揺さぶる。だが、単に絵柄が面白いというだけではない。

そこに裏づけされているのは、作家の持つ深い哲学、精神性である。

けだし、芸術におけるビジュアルアートとは、作家の精神性が最も受け手に伝わりやすいものである。

言葉で語らず、制作のプロセスもまた語らず、作り出すものそのもので勝負する。

そこには、誰にも真似のできないオリジナリティにあふれ、作家の静かな自信が漲っている。

一枚では物足りない、飾るなら、3、4枚飾ってほしい。


色彩のブルース
デジャヴ
レクイエム〜アマデウスに捧ぐ



岡村義和プロフィール


1961年福岡県出身
学生時代は広告写真を専門に学ぶ。写真に惹かれたきっかけは、ある時テレビで見たカメラマンの仕事風景に心を奪われ、職業として憧れたことにある。
21才の時に写真家の遊佐光明氏に師事。東京のスタジオにて、22才の時に初の仕事をもらって広告写真の世界にデビューする。
数年後、24才の若さにしてフリーランスに転身。キリンビール、西武百貨店、小学館、日産自動車など大手企業の仕事を引き受けるなど活躍。一方でアーティストとして数々の公募展に出展。
その後グラフィックデザイナーと組んで制作プロダクションを手がけてきたが、2000年に千葉に移転。制作を続けながら現在に到る。地元のスタジオ・ギャラリーなどで個展を開催。
地元を中心に多数のコレクターがおり、ファン層は全国に広がっている。
リピーター(複数購入者)も多い。
1988 渋谷ワンオーナインにて初の展覧会
1988 JAGDA(日本グラフィックデザイナーズ協会)
平和ポスター展出品(以後3年連続出品)
1995 日本写真ビエンナーレ 95奨励賞受賞(上野の森美術館)
(日本全国6ヶ所の美術館巡回展)
1998 日本広告写真家協会展98 奨励賞受賞
1998 フィリップモリスアートアワード 98 ファイナルセレクション
(東京国際フォ−ラム)
1999 日本広告写真家協会展 99 入選
1999 花の美術大賞展 99 文化振興財団賞受賞
2000 千葉東金サンピアア−トギャラリ−にて展覧会
2000 東京ギャラリ−ドゥ−にて展覧会
2001 作品集『遊色』(あそびいろ)を発表
2002
地元の千葉、東京のギャラリーにて展示会を開催、多くの岡村ファンの心をつかんでいる。

       
       
作品の技法解説
作品は、すべてジクレー版画である。イメージを最も忠実に表現するにふさわしい、最先端の版画技法であると作家は言う。

ジクレー(Giclee):(ジークレーという場合もある)フランス語で、「吹き付ける」という意味。近年主流になってきた版画技法。それまでは、シルクスクリーン(孔版画)、或いはリトグラフ(石版画)が多くの版画(オリジナル版画とも言う)作品に用いられてきた技法であったが、機械・技術の発達により、高性能の版画作成技法が生まれてきました。

ジクレーは、用紙の巻いてあるドラムが高速度で回転して、その上をヘッドが移動しながら色を吹き付けていく技法です。プリンターが色の数だけ用紙の上を行き来するシルクスクリーンと違って、機械技術の進歩を窺わせますね。色数の多いCGにも適用可能。耐光性にも優れ、現在の日本のアート市場では、販売されている版画作品の技法は、かなりの割合でこのジクレーにとって代わっているのが現状です。

岡村の場合、写真をもとに幾つかの複合技法を組み合わせて原画を作成し、そこから版画を作成します。仕上がり具合に応じて、完成品と認めたものにサイン(右下)、エディション(総制作枚数、左下)を鉛筆で記入します。これは版画のルールであり、今までのやり方と何ら変わることはありません。このサインとエディション番号のあるものが、正真正銘の本物のオリジナル版画の証明であるのです。

エディション番号とは、左下に記載された番号のことで、分母(100とか200とか300)が総制作枚数。分子は、そのうちの一枚という意味です。その他にアーティストプルーフ(AP版、作家用)、ホロコメロス(HC版、非売品用)などもよく出回ります。

なお、ジクレーとシルクスクリーンの見分け方は、見た目には判別できません。販売されている場合には、聞いてみると良いでしょう。耐光性という観点からは、比較的最近制作されだしたジクレーの方が「持ち」がよいと考えられますが、さほど気にする必要はありません。


(C) Yoshikazu Okamura

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